学級だよりについて3

学級だよりをかなり頑張って発行して居ましたが、子供から「すぐに捨てている」という情報をもらい、内容について見直すことにしました。

 

見直す中で、学級だよりの情報を内容と形式で下のように分類しました。

内容:児童の学習内容、児童の作品、学校生活の様子、生活指導上の児童の課題、ご家庭へのお願い、学習予定。

形式:文章、写真、表

 

最初の頃の私の学級だよりは文章量が多く、そこから「読むのが面倒」という印象につながっていたようでした。実際、自分自身も仕事上の書類で文章が多いものは苦手で、斜め読みしています。

また、内容的には子供たちの学習の様子がわかるものは見てもらえることが多く、特に写真は情報として、児童にも保護者にも好評でした。

そこで、文章、写真、表のバランスを整えて、内容の中心に子供たちの様子がわかるものを据えることにしました。また、子供の様子を伝える文章の中に、子供の課題と家庭へのお願いを盛り込みました。

 

しばらくすると、保護者から学級だよりへの感想をいただけるようになり、読んでもらえていることが確認できるようになりました。中には、全てファイリングして保存している方もいて、ありがたかったです。

最後に、学級だよりをたくさん出すための工夫について、まとめたいと思います。

 

学級だよりについて2

前回に引き続き学級だよりについてです。

一番初めに書くことを勧めらたのは、初任校の副校長からでした。「A4サイズの半分でもいいから、できるだけ出すといいよ」とのことでした。

しかし、初任者の私は変なこだわりがあり、最低でもA4サイズいっぱい書かなきゃダメだと考えており、そのため、なかなか書くことできませんでした。結果として、初めの年に書いたのは、たったの3回。

ブログもそうだと思うのですが、継続しなくては読んでもらえないですし、情報として価値は低くなります。

私が継続して書けるようになったのは、それから3年後でした。

 もし、このブログを読む方の中に、初任者で学級だよりを書いてみようという方がいるのなら、まずは書いて、とりあえず指導教官に渡してみることをお勧めします。記事の内容は不完全でOKです。ある程度の校正はする必要がありますが、悩むくらいなら、出しちゃうべきです。

すると、何かしらのリアクションをもらえますので、次へ進めます。そのまま印刷できることもありますし、修正をする必要があることもあるかもしれません。

 いずれにせよ、一歩前進ですし、記事に対する責任を分散することにもつながります。自信がないときには、指導教官と管理職にも責任を持ってもらいましょう。

 わたしが、学級だよりを継続して出し始めたときには、副校長先生に毎朝見てもらっていました。「面白いね」や「良い文章だね」という肯定的な時もあれば、「パワーダウンしているね」や「この記事はまずいよ」という否定的な意見もいただきました。学級の様子を赤裸々に書くというのが基本方針でしたので、クラス全体の課題について記事にしたときには、副校長先生を相当に悩ませてしまったこともあります。(本当にお世話になりました。)

 繰り返すうちに、発行すること自体へのハードルが下がります。その意味でも継続することは重要ですし、ベテランの先生たちを頼った方が良いです。

 このように、周りを頼りながら学級だよりを継続して出すようになったのですが、子供から

「先生、この手紙、ママがすぐに捨ててるよ」

という話をもらいました。そこで次は、ただ書くのではなく、内容について吟味していくようになりました。その点については大分長くなるので、次回の記事にしたいと思います。

学級だよりについて1

 私は初任の頃から学級だよりを書いてます。

頻度は年により様々ですが、経験的にできるだけたくさん書くか、決まった曜日に発行するようにした方が継続できます。不定期だと、モチベーションが上がらないのですが、頻度が一定しているとサボりたい気持ちよりも意地の方が勝ちます。

「コンニャロー」と思いながら私も日々発行しています。

内容は学級の様子、授業の内容、生活指導上のことなど、割と赤裸々です。表現によっては、連絡帳をいただくことになるので、慎重に書きますが、学校での子供たちの様子が伝わるように気をつけています。

 そもそも、私が学級だよりを書くようになった原因は、「学校での子供の様子がまるで分からない」という保護者からのひと言でした。1年生の担任をしているときで、その一言を私に言った保護者は、保育園よりも子供の様子を伝えてくれない学校及び学級の担任(私)に不満を持っているようでした。(正直な話、学級事務と生活指導で手一杯だったので、連絡帳の返事すら難しい状況でした)

要は、保護者にとって学校という場所がブラックボックスであるということでした。

そこで少しでも学級内の情報の風通しを良くするために学級だよりを書き始めました。現在に至るまでに十数年書き続けたことになります。

書い続ける中で、少しずつノウハウが溜まっていきました。その辺りについては次回にまとめようと思います。

 

 

 

ブログをはじめるにあたり

はじめましてtatsu0903と申します。公立の小学校で教員として勤務しています。

ブログを開始するにあたり、現時点での本ブログの目的や内容などの概要を書いておきたいと思います。

そもそも、このブログを書くに至ったのは、仕事への行き詰まりからです。ステップアップするにはどうすれば良いのか、このまま教員として働くべきなのか、転職するとして何をするのか。

 

いずれの行動を取るにしても、安易な思いつきで行動すれば、家族にも迷惑がかかるかもしれない。そのような悩みを抱える中で、知人に相談したところ、「教員としてのキャリアは活かせるかもしれない、今の自分を知ることと、他につながる可能性を探る」ことを目的にブログをつけることを勧められました。

 

そのような経緯もあり、本ブログの目的は、教員としてしていることの整理と発信です。

 

私自身はさして実力のある教員ではないのですが、仕事として教員を視野に入れている人、教員になりたての人、中堅教員の人、ベテランの人など、誰かの役に立てばと思います。正直、対象とする相手は絞れていません。

 

扱う内容は、学級経営、生活指導、学習指導、その他子供との関わり方などについて簡単に情報発信できればと思います。経験の積み重ねで実践していることが多いのですが、他のサイトや書籍を参考にしていることもありますので、そうした情報源も併せてご紹介いたします。

 

それでは、よろしくお願いします。