学級だよりについて2

前回に引き続き学級だよりについてです。

一番初めに書くことを勧めらたのは、初任校の副校長からでした。「A4サイズの半分でもいいから、できるだけ出すといいよ」とのことでした。

しかし、初任者の私は変なこだわりがあり、最低でもA4サイズいっぱい書かなきゃダメだと考えており、そのため、なかなか書くことできませんでした。結果として、初めの年に書いたのは、たったの3回。

ブログもそうだと思うのですが、継続しなくては読んでもらえないですし、情報として価値は低くなります。

私が継続して書けるようになったのは、それから3年後でした。

 もし、このブログを読む方の中に、初任者で学級だよりを書いてみようという方がいるのなら、まずは書いて、とりあえず指導教官に渡してみることをお勧めします。記事の内容は不完全でOKです。ある程度の校正はする必要がありますが、悩むくらいなら、出しちゃうべきです。

すると、何かしらのリアクションをもらえますので、次へ進めます。そのまま印刷できることもありますし、修正をする必要があることもあるかもしれません。

 いずれにせよ、一歩前進ですし、記事に対する責任を分散することにもつながります。自信がないときには、指導教官と管理職にも責任を持ってもらいましょう。

 わたしが、学級だよりを継続して出し始めたときには、副校長先生に毎朝見てもらっていました。「面白いね」や「良い文章だね」という肯定的な時もあれば、「パワーダウンしているね」や「この記事はまずいよ」という否定的な意見もいただきました。学級の様子を赤裸々に書くというのが基本方針でしたので、クラス全体の課題について記事にしたときには、副校長先生を相当に悩ませてしまったこともあります。(本当にお世話になりました。)

 繰り返すうちに、発行すること自体へのハードルが下がります。その意味でも継続することは重要ですし、ベテランの先生たちを頼った方が良いです。

 このように、周りを頼りながら学級だよりを継続して出すようになったのですが、子供から

「先生、この手紙、ママがすぐに捨ててるよ」

という話をもらいました。そこで次は、ただ書くのではなく、内容について吟味していくようになりました。その点については大分長くなるので、次回の記事にしたいと思います。